うつからの生還談
友人の母は、約15年近く病気がちで塞ぎがち、職を次々と変えてもどれも長続きしなかったのです。
夫のDVと職場での人間関係が原因だったようですが、それは、後からうつというものが社会でクローズアップされるようになって判明したことです。
当時は、何かに憑りつかれている、あるいは運の無さをなげくしかありませんでした。
その間、収入は娘の働きが頼りでした。
娘も結婚、DVを経験したものの母のようにうつ病で退職するような事態にはなりませんでした。
孫の世話も満足にみられなかったその母に転機が訪れたのは、15年間通った医者を引っ越しの都合で変えなくてはいけなくなった時でした。
「こんな状態でずっと医者にかかってました」
「はい、それは鬱ですね」
その母はこの時、初めて自分の病名を知ったのです。
「自分はうつだったからこんな生活を送っていたんだ」
母は、病院からの帰り道まるで小躍りするような気分だったそうです。
あんなに悩んでいたものが自分の病名を知ることによって思い重圧から解放された。
今までの自分が説明ついた。これからどう対処すればいいか分かった。まさに悟りの境地だったそうです。
そのお母さん、今はひ孫の世話と犬の散歩、娘の仕事の手伝いと忙しいながら充実の日々を送っているそうです。
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