うつ病との付き合い方

うつ病と共に併発しやすい、パニック障害という精神疾患について紹介したいと思います。

 

パニック障害(パニックしょうがい)は、強い不安感を主な症状とする精神疾患のひとつです。

 

パニック・ディスオーダー(panic disorder)とも呼ばれ、panic disorder からPDと略記される場合もあります。

 

従来、不安神経症と呼ばれていた疾患の一部であります。(不安神経症の方が広い疾患概念であり、不安神経症と呼ばれていたものの全てがパニック障害には当たらない)。

 

かつては全般性不安障害とともに不安神経症と呼ばれていましたが、1980年に米国精神医学会が提出したDSM-IIIで診断分類の1つに認められ、1992年には世界保健機関(WHO)の国際疾病分類(ICD-10)によって独立した病名として登録されました。

 

最近は心の病と考えるより、脳機能障害として扱われるようになっています。

 

広義的には、不安障害といってもいいみたいですね。

 

かなり大雑把にまとめると、

 

「これってどうしたら良いの?どうしよう」

 

みたいな不安が原因で、息苦しくなったり、めまいがしたり、心臓が異様にドキドキしたりする病気なのです。

 

大きく分けると3つのパターンがあります。

 

  • パニック発作

パニック発作は突然、強い不安感を覚え、動悸、息苦しさ、窒息感、ふるえ、手足のしびれ、発汗、めまい、恐怖感などの症状が出ます。
人によって症状の度合いは様々です。

 

  • 予期不安

「またパニック発作が起きたらどうしよう」って不安。

 

  • 回避行動

もしパニック発作が起きてしまったら「逃げられない」「助けてもらえない」、自然とそんな状況を避けて生活するようになります。
よって、家にこもりがちになったり、ひとりで外出することが難しくなってしまいます。

 

このような状況が続くと、「自分は何の役にも立たないんだ」などとストレスが溜まり、悪循環に陥ります。

 

少しでも、うつ病やパニック障害への理解を持った方が増えることを陰ながら願っております。

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